非線型のmatryosika

理数系。勉強したこととか、アイデアとか。

先日の観測会

日曜日から月曜日にかけて行った観測会の写真。
オリオン座流星群目当てで、中山峠に行ったのですが、曇りで、星が見えるのはごく一瞬でした。
その後、支笏湖へ行くと、薄ら薄らと星が見えていました。
流星はほとんど見えませんでしたが、綺麗な冬の星空を見ることができました。

Canon EOS Kiss X5 シグマ15mmFisheye
30sec,ISO1600,F5.0
StellaImage6.5にて微調整
2012.10.22.04:44:07
場所:支笏湖畔

土曜日の空。

月曜日になってしまいましたが、土曜日の空がすごかったので書きます。
土曜日は上川町へ昆虫採集に行ってたのですが、帰る途中に日傘が見えていました。

この時の空は目に見えるか見えないかのうす雲が広がり、日傘が出現する可能性は高かったと思います。そして、愛別町に差し掛かったところで、太陽付近を見ると、彩雲を確認できました!!

彩雲はきちんと見たことがなかったので、感激でした。写真は看板で太陽光を遮って撮ったものです。X5を持ってきていれば絞って太陽付近も写せたと思うのですが・・・。ということで、大気光学現象三昧の土曜日でした。最近はレンズをよく空に向けてる気がします。

mimeTeX使ってみる

はてなにTeXが内蔵されているのを知ったので早速使ってみる。
シュレーディンガー方程式
\reverse i\hbar D_t\psi (\bf{x},t)=\hat{H}\psi(\bf{x},t)
リーマンゼータ関数
\reverse\zeta(s):=\sum_{n=1}^\infty\frac{1}{n^s}
作用積分
\reverse S=\int_{t_A}^{t_B}L(q,\dot{q})\,dt
フレネ=セレの公式
\reverse\begin{pmatrix}\bf{e}_1'\\ \bf{e}_2'\\ \bf{e}_3'\end{pmatrix}=\begin{pmatrix}0&k&0\\-k&0&\tau\\0&-\tau&0\end{pmatrix}\begin{pmatrix}\bf{e}_1\\ \bf{e}_2\\ \bf{e}_3\end{pmatrix}
使いやすいが、数式の表示はイマイチ。
ヴェクタ画像になればもっと見やすい。あと、インテグラルの上限下限の位置がドイツ風なのも気になる。早くMathjax対応になってほしいな。

夏休みいろいろ&ちょっと遅い木星食

夏休みが始まって早3日経過しました。そして、前回の更新より早2か月です。
最近いろいろあったのでそのことについて話します。

4日
・友達と一緒に家電店でカメラ選び。
 自分はキヤノン押しの人間ですが、それ以外のカメラでも結構よさそうなのがありますね。(CCDの性能は知りませんが…)
円山動物園で天体観察会
 夜は同好会の行事で、円山動物園での天体観測会がありました。しかし、あいにくの曇り空。もちろん中止になりました。(残念)でも、夜の動物園が見られてよかったです。
5日
・後輩の研究発表会
 自分もこの発表会で発表しましたが、もうその頃から2年もたっているなんて驚きです。しかも、今年は自分の出身高校からもひとり後輩が参加しているので後輩の晴れ舞台ってわけです。
・天文同好会のバイト(?)
 先ほどとは別の星空観察会でスタッフとして参加しました。ここも雨で、中止となりましたが、代わりにプラネタリウムソフトでの星空解説と宇宙の広がりについて話をしました。前者は先輩がやりましたが、後者は僕の担当です。月から惑星、太陽系、銀河系、外宇宙まで、天体写真を使って説明です。最後の質問コーナーでは、「なぜ宇宙には空気がないの?」「大気圏に突入するとなぜ熱くなるの?」「なぜ宇宙に行くと無重力になるの?」「なぜ星にはいろいろな明るさのものがあるの?」など、子供たちの鋭い質問が来て、びっくりしましたが、答え方がわかりやすかったようでとても好評でした。(みなさんも答えを考えてみてください)あの解説で、星に興味をもってくれたらうれしいです。
6日
・低温研見学
 低温研の見学をしました。宇宙には星間分子として、CO,CO2,NH3などがありますが、最初に宇宙にあるのは単原子だけです。しかし、単原子間の衝突だけでは結合時に放たれるエネルギーを開放する場所がない(周りは真空!)ので、分子は生じません。このような背景のもと、分子の形成メカニズムを探っているという研究室の見学に行きました。その研究室では氷微粒子の上で分子が形成するということを実験で確かめようとしています。放出時のエネルギーは氷に吸収されるのです。しかも、その氷は結晶化していない状態(アモルファス)になっているというのも非常に面白いです。実験装置も真空中で氷を作ってそこに原子を放ち、できた分子を赤外線やMSで測定するというものや、アモルファス氷の表面を観察する原子間力顕微鏡、透過型電子顕微鏡などで、とても面白かったです。でも、写真を撮り忘れていたのが非常に残念です。

オマケ
アップし忘れてた7月15日の木星食の写真です。

昼間の現象で、木星の視認はできませんでした。
上のほうに木星が写っているのが確認できるでしょう。同心円状の影は望遠鏡の補正レンズ由来のもので、昼間は外すべきだったとちょっと後悔してます…。
2012/07/15/14:11
Vixen R200SS(d=200mm/F4)/GPD2赤道儀
コマコレクター使用
Canon EOS kiss digital N 
ISO100-1/4000sec RAW撮影
StellaImage6.5にてRAW現像